Maple-music

Vincenzo Panormo (ヴィンチェンツォ・パノルモ) 1796

価格:ASK


London / England

1796

鑑定書:W. E. Hill & Sons

SKU: XE1306S3901/V.PANORMO(C) Categories: , Tag:

Description

シチリア島パレルモにヴィンチェンツォ・トルジアーノとして生まれたパノルモは、1759年頃に家族とともにナポリに移住した後、姓を変えました。1760年代、ナポリでガリアーノ家の下でヴァイオリン製作を学び、その後1753年から1789年はパリで精力的に製作を行いました。フランス革命の影響でダブリンに移り、そこでトーマス・ペリーと一緒にヴァイオリンを製作、亡くなるまで製作を続けました。

パノルモの作品は一般的にストラディヴァリとアマティの影響を受けています。確証はありませんが、クレモナのベルゴンジ家でも働いていたと言われており、ベルゴンジの作品とも似通う部分があります。 パノルモは、クレモニア様式をロンドンに導入した功績を持ち、当時のロンドンの作家やその後継者に非常に大きな影響を与えました。楽器の研究家の間ではパノルモは最も優れたイングリッシュメーカーの一人であると知られていますが、イギリスでは存命当時から「最も優れた製作者」という評価を確立していたようです。良質な材料を使って卓越した技術で製作した彼の作品は、イタリアン要素が含まれた独特の存在感を放っています。低音域は深く成熟したっぷりと共鳴、優れた反応の良さを備えており、 高音域は非常にクリーンでクリアな音質です。 状態も大変良く、オールド特有の深い響きを持ち、アーチは比較的フラットのため音量も十分にあります。

指板にヒルNo.あり(W.726)

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