説明

ドゥ・コンブルはアントニオ・ストラディヴァリの店で働いていたと言われています。彼の作品は後期ストラディヴァリの楽器がモデルだと思われ、キャラクターの個性、対称性とプロポーション、そして幅広いストラドのメカニカルアートの多くが備わっています。f字孔の形状と互いの距離は常に厳密に正確で、 アーチはわずかに平坦です。厚いエッジやコーナー、 繊細なパーフリングは、特定のオリジナリティがあります。ボディがしっかりして、豊富に木材が使われています。仕上がりは巧みで、素材も優れています。ニスはイタリアンに非常に似ていて、色は濃い赤であることが多いです。楽器を覆う柔らかい優れたニスにより、4弦全てが豊かで美しい音色を放ち、イタリアンのような大きな音色と豊かさを備えています。
ストラディヴァリをモデルにしたこのヴァイオリンは、この製作者の特徴的な作品です。