Nicolas Lupot (ニコラ・リュポ) C.1780
価格:ASK
Orléans / France
c.1780
鑑定書:Joseph Vedral / 他
説明
フランスの偉大なヴァイオリン製作者の中でも最高峰と評価され、フランスのストラディヴァリと称されるニコラ・リュポは、1758年、影響力のあるミルクール・ヴァイオリン製作者のリュポ家に生まれました。王室の「宮廷リュートとヴァイオリンの製作者」を務める父フランソワからヴァイオリン製作の技術、当時フランスでは当たり前であったアプローチ、つまり後のイタリアの巨匠の理想が従うべきテンプレートであるアプローチを学びました。
1813年、彼はナポレオン皇帝礼拝堂のヴァイオリン製作者に任命され、王政復古後は王室礼拝堂の弦楽器製作者および王立音楽学校の供給者に任命されました。
また、多数の優れた弦楽器製作者の育成に貢献しました。リュポの最も重要な弟子には、オーギュスト・セバスチャン・フィリップ・ベルナルデルとシャルル・フランソワ・ガンがいます。ガンはリュポの養女と結婚し、工房を継承しました。後に彼らは「ガン&ベルナルデル」工房を設立。
のちに高名なヴァイオリン製作者となるJ.B.ヴィヨームも大きくリュポの影響を受けました。
この作品はパリで工房を構える以前、1780年頃に製作された、オルレアン時代の優れた繊細さと技術を持った特徴的で希少な楽器です。250年ほどの時を超えた1700年代のこのヴァイオリンは、非常に上質な音色をお楽しみいただけます。また、保存状態も良好と評価いただいております。
彼の署名「N. LUPOT」オリジナルのラベルが付されています。
















