
19世紀後半ガリアーノ・ファミリーの後のナポリにおける最高のメーカーの一人と言われているヴィンチェンツォ・ポスティリオーネ。
脈々と続くイタリアの伝統的なヴァイオリン製作の知識と技術を持ち合わせ、ガリアーノやグァダニーニ、ストラディヴァリウスのモデルを取り入れつつも、洗練された独自のスタイルを確立しました。
明瞭で奥深い音色とパワーの両立を叶えた、ナポリ派の楽器らしい豊かな響きの彼のヴァイオリンは高く評価されており、演奏家やコレクターにも人気があります。市場価格は高価ですが、音の良さからプロの演奏家にも愛用されています。
1910年頃の最晩年における円熟したこの作品は、ニスの美しさもさることながら、高音の華やかな伸び音と低弦の深く豊かな響きはまるでオールドヴァイオリンのようであり、それでいて、瑞々しくハリと弾力のある生命力溢れる音を奏でます。
また、使用する弓により音色のバリエーションが豊富で、高いポテンシャルを誇り、ソリスト向きの傑作と言えるでしょう。
ナポリの巨匠のモダンイタリアンヴァイオリンを、ぜひお手にとってご堪能ください。
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